『ポツンと一軒家』の2月9日放送分の続きです。前半が高知県の物件、後半も高知県の物件だと判明した時に林修さんが「また四国ですね。これは近場で済ませたパターンですか?」とちょっと毒のある皮肉めいた私含む視聴者を代弁しておられました。すると所ジョージさんが「遠いじゃん。全然違う、場所が」と苦労の絶えないスタッフを擁護するような発言。こういうさり気ない気遣いから、所ジョージさんが芸能界で長く活躍し、理想の上司・父親ランキングなどで上位であり続ける理由の1つなのかなと感じる場面でした。
服や車が違えど同じスタッフが行っているので、複数撮ってこられたのでしょう。
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困ったら学校に行け
ポツンと一軒家の場所を尋ねられた地元住人さんが「知らんで。私らあんまり奥まで行ったことないけぇ。学校行って先生に聞いた方がましやないかな」と、捜索隊を学校まで案内しました。
田舎では分からないことがあると学校の先生に聞くものなのでしょうか。林修さんの「学校ってそういうこと教える所じゃないですからね」に深く同意します。教員の過労が叫ばれる昨今、『道を尋ねる』という専門外の仕事を増やすのはいかがなものか? 日曜日とはいえ外部の人間を敷地内に招き入れたら子供の安全面はどうなのか?
細かいことを気にしないのが田舎の良さでも悪さでもあるのでしょう。見方を変えたら、そんな気軽に訪ねられるほど地域に溶け込んでいる、とも。児童や教員、保護者らがどう思っているかは分かりません。
高知県は柚子の生産量日本一
#柚子 が実る集落を抜け、絶景の渓谷を行くと…
— ポツンと一軒家@毎週日曜日放送中! (@potsun_abctv) 2020年2月9日
発見❗️お目当ての🏡「#ポツンと一軒家」です😆
🗾#高知県 #ゆず #絶景
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捜索隊がポツンと一軒家に向かう途中、柚子の木が多く見られました。
農林水産省の統計によると平成28年の柚子の国内生産量は26000㌧、その内8割を四国で生産しています。国内生産量第1位が高知県、2位が徳島県、3位が愛媛県と四国でトップ3を独占しています。
香川県は四国柚子界の落ちこぼれ。出荷量では日本の柚子生産地の北限にあたる岩手県陸前高田市と300㌔差でした。
高知県の柚子に関しては『じょんのび日本遺産』でも紹介されていました。
hitokemu.hatenablog.com辿り着いたポツンと一軒家でも柚子を生産していました。このお宅の生産量は最大2t。県全体で2.7tの香川県はやはり雑魚…。
捜索隊が訪れたのはちょうど収穫時期✨
— ポツンと一軒家@毎週日曜日放送中! (@potsun_abctv) 2020年2月9日
ご夫婦はこの日も2人で柚子畑へ向かいます。
収穫した #柚子 は #ジュース や #ポン酢 になるだけでなく、皮は #柚子味噌 に、種は #化粧品 に❗️
余すところなく商品になります😄
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山で漁
ご夫婦は #柚子 のほかにも、自家用の野菜を栽培しています✨
— ポツンと一軒家@毎週日曜日放送中! (@potsun_abctv) 2020年2月9日
収穫した #バターナッツスカッシュ には食べる以外にも使い道が😲
川で捕った #ツガニ🦀 の餌にすることで美味しくなるらしい。とのことでした😋
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ポッツン住人さんは川での漁業権を得て、モクズガニ漁もしていました。多い時は1日10匹以上獲れるというモクズガニを注文が入るまで生簀で飼育します。その間にバターナッツスカッシュというひょうたんのようなカボチャを餌として与えます。カボチャを食べさせると美味しくなるんだとか。魚や両生類などを与えると生臭いですから。
実は私、こいつと遊んだことがあります。
カニパンチでカメラを壊されそうになりました。そうなってたらもう、美味しく頂いてやるところでした。
豊かさとは?
今回は1放送2物件で登場人物は多く、家以外の場面もよく映る見ていて飽きのこない作りでした。ポッツン住人さんの半生についても、個人的にはこれくらいが丁度良いです。
番組最後のスタジオで「本当の豊かさは(都会と田舎)どっちなのかな」という話題になっていました。豊かさの捉え方次第なので何とも言えないところですがポッツン住人さんのような暮らしは数十年前の日本にはありふれた生活だったはず。でも数十年前の日本人は現代の都会人のような生活を夢見ていたはず。その現代の都会人が「物にすぐ手が届くよりもこっち(田舎)の方が豊かな感じしますよね」と言う。
人は豊かになっても豊かだと認識できないのか、はたまた豊かさを追い求め続ける生物なのか。人の業を感じます。